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「外反母趾の術後も足が痛い(30代 女性)」


【主訴】
外反母趾で足の指が痛い。
       以前から外反母趾があり、ある整形外科を受診したが、そこの医師との折り合いがうまくいかなかったため、別の病院の整形外科を受診した。そこでレントゲン検査の結果、足に骨の棘があるのでそれも一緒に手術したほうがいいと薦められ、手術を受けた。しかし術後も痛みは改善せず、足の指は曲がり、歩き方も身体がだんだん傾くようになっておかしくなってきた。これまで何度か靴も作ったがどれも効果なし。最近は足の裏も痛いと言っている。

【質問】
○○医大のペインクリニック科に行ったほうがいいか、それとも別の病院に行ったほうがいいか?
とにかくこの痛みさえとれればいい。

【アドバイス】
結論から申しますと、あちこち行くよりは○○医大に行って診察を受けるといいと思います。
その前に少し知っておいてほしいのが、慢性痛の治療についてです。お子様の場合は外反母趾の術後で器質的(身体)な問題が原因となって痛みを起こしているかもしれませんが、慢性痛は器質的な問題以外にも、心因的な要素が混ざって痛みを長引かせているケースも多いです(相談者さま:確かに娘は痛みでうつ的になったこともあります)。身体の痛みも心の痛みも脳で感じているので、これからは切っても切れません。痛い→憂鬱→脳で感じる→心(落ち込む)→身体(益々痛い)という負のサイクルがあって、厄介なことに「この痛みさえとれれば」「この痛みをゼロにしたい」と考えていると脳が益々痛みにとらわれてしまい、いつも痛みのことばかり考えてしまうようになります。そうすると、それが身体に伝わって益々痛みがよくならない・・・こういうケースもありますので一つの知識として、「痛みがあってもそれと上手に付き合いながら生活を送っていこう」という考え方が結果的にお子様を楽にさせる可能性もあるということを覚えておいてください。

【相談者さまの言葉】
なるほど、よくわかります・・・。私が心配しすぎて子供に構いすぎるのもよくないですね。気を付けます(笑)。確かに一人の時はもっとしっかり歩いているみたいですし・・・。電話してよかったです、気持ちが楽になりました。ありがとうございました。

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<電話相談症例>
01)「原因不明の全身痛(50代 女性)」
02)「数年に及ぶ上半身の痛み(30代 女性)」
03)「頚椎が原因だと言われた腕の痛み(70代 女性)」
04)「椅子に座るとお尻が痛い(30代 男性)」
05)「歯の治療後から歯と舌が痛くなった(60代 女性)」
06)「老化現象だと言われたひざの痛み(60代 女性)」
07)「全身が痛くて不安でしょうがない(70代 女性)」
08)「外反母趾の術後も足が痛い(30代 女性)」
09)「足の指の感覚がおかしい(60代 男性)」
10)「帯状疱疹後の激しい顔面痛(60代 女性)」