痛みの医療への社会的責任をはたすための認定特定非営利活動法人

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■やわらげる

慢性痛に対する運動の「ページング」法


 慢性的に痛みを持つ患者さんの多くは、痛みがあるときはなるべく動かないようにするくせがついています。また、運動療法を指導されている場合、痛みが治まっている間に動き過ぎて、さらに強い痛みが出てしまうということも少なくありません。
 このような繰り返しで、患者さんは不安感や失望感を感じ、「なるべく動かない方が良い」などといった誤った考えを持つようになります。
 しかし、このような痛みの変動は誰しも経験することです。適切な運動量や痛みへの対処方法を自分自身で考え、身に着けていくことが必要なのです。

原因不明の慢性痛の場合、痛いからと言って、過度の安静は体にとって良いことではありません!!

 まずはあなたが動くことから始めます。どのようなケースでも、工夫をすることで痛みがあまり強くならないように活動量を増やすことはできるのです。当然、健康な人より動きが遅いかもしれないですし、中にはできないこともあるかもしれませんが、最初はそれを受け入れることが重要です。


具体的には、下記のような方法で行っていきます。

@ まず、今のあなたが課題(目標)とする活動や運動を決めましょう。次に、その活動を痛みなく快適に達成できる方法を考えましょう。決して、他人や以前の自分と比べてはいけません。人それぞれできることは違いますし、今の自分は過去の自分とは別人と考えましょう。

A その活動(運動)を始めるにあたり、今の自分の状態を確認しましょう。もし課題をウォーキングとしたら、痛みなく何分くらい歩けるか、どのくらいの速さで歩けるか、などを把握します。

B 一度に活動(運動)量を上げようとせず、まずは低いレベルから始めることが成功の鍵です。一定の割合で活動(運動)量を上げる計画を立てます。そして、痛みの良い・悪いに関わらず、はじめに立てた計画を守って実行しましょう。

C 計画を頭の中だけで留めておこうとすると忘れてしまったり、混乱を招いたりする原因となります。そのために計画や毎日の経過はノートなどに書き出しましょう。課題を達成できた時には自分にご褒美をあげて、できたことに対する自信を持つように心がけましょう。